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2021年07月20日
症状について

ばね指の症状を緩和するには?ストレッチを試してみよう

もしばね指に悩んでいるなら、適切なストレッチによって症状を緩和できる見込みがあります。ただし、症状の緩和を成功させるには事前に正しい知識を取り入れることが必要です。

指の曲げ伸ばしの仕方が分からないという人はいませんが、そのメカニズムを具体的に把握している人は多くありません。腱という組織の働きによるものであり、力自体を生み出すのは筋肉であり、それを伝えるために活用されています。

その役割を果たせるようにするため、指の付け根付近に腱が浮き出ないように抑える組織も存在します。そこに力が加わりすぎることで炎症が起こるケースがよくあるのです。ばね指はそれが悪化したものだと考えておくと良いでしょう。

そうなると腱の動作から滑らかさがなくなってしまいます。それだけでは済まず、痛みも生じることが多く、さらには視覚的に分かるほど腫れてしまうこともあるのです。流石にその状態になると指を動かしづらくなり、自分で改善させるのは困難であると実感できるでしょう。
 

自宅でできる簡単ストレッチをご紹介します


もちろん個人差がありますので、実際には無理なく行える回数を自分で見極める必要があります。以上の3つは、どこでも手軽に取り組める基本的なメニューなので、特にこだわりがない人はこれらから始めてみるのが得策です。
 

ストレッチ①

方法自体は少しも難しくありません。いくつかのバージョンがありますが、そのなかでも特に簡単なのは、握りこぶしの開閉を繰り返すストレッチです。

①まず両手をしっかり開いて、指の先まで力を入れてください。痛みがなければ、その状態を3秒ほど維持してみましょう。

②それが終わったら、次は握りこぶしをつくります。ぎゅっと力をいれて握り、その状態を2秒ほどキープします。

③動作を10回ほどループしてみましょう。

このとき親指の扱いに関して迷う人もいますが、特に指の中に折り曲げるような動作は必要ありません。実施するタイミングに決まりはありませんが、入浴を終えて体がほぐれているときなどに実施すると良いでしょう。

実はこのように先端までしっかり伸ばすことは、日常生活ではあまり行われていません。ですから、新鮮な張りを感じる人も多いですが、それ自体に異常はないので心配は不要です。
 

ストレッチ②

その他のバージョンとして、指を反らすストレッチが挙げられます。こちらも効果を期待できますが、より慎重に行わなければなりません。

なぜなら、曲げすぎることで症状が悪化したり、指の関節を痛めたりしする恐れがあるからです。本来曲がる方向とは逆に曲げるため、力を入れすぎないことが大切なポイントになります。

①ばね指のほうの手をもう一方の手でつかんで、深呼吸をしながらゆっくりと傾けてみましょう。指を一本ずつ掴むのではなく、親指以外の4本をまとめて掴みます。

②少し傾けたときに痛みがなければ、少しずつ傾斜を大きくしていくいった具合です。

③それを5回ほど繰り返します。

1セットだけでは効果が薄いので3セットを目安として続けると良いでしょう。最初は1セットから始めて、様子を見ながら増やすという方針も問題ありません。

 

ストレッチ③

さらに、関節を指で挟みこむタイプのストレッチもあります。

①ばね指のあるほうの指をいくつかまとめて、もう片方の手で横から握りこみましょう。

②痛みを感じない程度の力加減を常に意識して、弱いと感じるぐらいの勢いで軽く握るだけで差し支えありません。

ただし、こちらに関しても1回行っただけでは大した効果を見込めません。5回を1セットにして、1日につき3セットこなすぐらいが丁度よいです。
 

ツボ押しにも挑戦してみましょう

また、ストレッチの過程において手首のつぼを押すことも意識しましょう。具体的には、手首を反らしたときに浮き出る甲側のシワが目印です。

そして、ひじに向けて指の幅2つ分ぐらい進んだところにもつぼがあります。この2つのポイントの間を押して、心地よさを感じるところを探して刺激しましょう。ただし、つぼに関しても、力を入れすぎるのは良くないので気を付けてください。

あくまでもストレッチのオプションという位置づけで、追加で軽く実施するぐらいのイメージを持ちましょう。テーピングを行っておくと、無駄な動きが抑制されて効果が出やすいという人も見受けられます。

伸縮性の高いテープで指と手首を連結させるように巻くことが多いです。ただし、発症している指や程度によって巻き方が異なる点に注意が必要です。
 

いかがだったでしょうか


以下に紹介するストレッチは、あくまでも軽傷の場合にのみ試しても良いものです。実践して痛いと感じるなら、すみやかにストップして医師に診てもらってください。また、過度に行いすぎないことも重要なポイントになります。

やりすぎると負担がかかってしまい、症状が進行することも十分にありえるからです。したがって、正しい方法を理解したうえで軽く流して行う程度に留めましょう。

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