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2024年02月07日
症状について

~腰痛の種類について~


腰痛はさまざまな原因によって引き起こされ、異なる種類が存在します。以下に、主な腰痛の種類を簡単に説明します。

1. 腰部分の筋肉や腱の痛み

長時間の不適切な姿勢、運動不足、または急激な運動などが原因で、筋肉や腱に炎症が生じ、痛みを引き起こすことがあります。
また、腰以外の背中やでん部、お腹の筋肉が原因になっている場合もございます。
この場合は、腰や背中、でん部、腹筋などの筋肉に手技やストレッチでアプローチし、姿勢を改善したり、運動の悪いクセを見つけて、正しい運動習慣を身につける事で改善します。

2. 腰椎椎間板ヘルニア

脊椎の椎間板が圧力や損傷によって変形し、神経に圧迫をかけることで痛みが発生する状態です。
この場合は、反り腰など腰椎の過前彎を改善したり、脊椎を安定させるためにインナーマッスルを鍛え、椎間板にかかる負担を軽減することで、症状が緩和していきます。

3. 脊柱管狭窄症

脊椎の周りの脊柱管が狭まり、神経組織に圧迫をかけて痛みを引き起こす疾患です。
60歳以上の方によく見られ、腰椎の過前弯ストレスが腰部の神経への血流を悪化させ腰臀部の痛みやしびれ、だるさなどを引き起こします。数メートル歩くと症状が出現し、体を丸めて休憩すると改善する「間欠性跛行」が特徴的です。
この症状の場合は、腰椎の過前弯を改善するように、腹圧を高めるトレーニングが有効的です。年齢と共に筋力が衰えると症状が悪化してきますので、早期のトレーニングや治療が必要になってきます。

4. 坐骨神経痛

腰から臀部、下肢にかけての痛みを伴う状態の総称で、通常は坐骨神経の圧迫が原因です。
坐骨神経痛には、梨状筋症候群など筋肉が原因で神経を圧迫する疾患から、上記にあげた腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症なども含まれます。
それぞれの原因に応じた治療が必要になってきます。

5. 腰椎分離症

腰椎の椎弓の一部が疲労骨折し、痛みや不快感を引き起こす状態です。
主に12~17歳のスポーツの怪我と関連しています。特に野球やサッカー、バレーボールなど腰を反らしたり、捻ったりを繰り返すことで腰部に骨折をおこします。主な症状は、腰を反らして捻ると腰椎のきわに痛みが出ます。
この場合は、運動を1ヶ月中止し、ギブスやコルセットで局所を安静にするようにしてください。

6. 腰椎すべり症

腰椎の椎体が正常な位置から滑り出すことにより、神経への圧迫が発生し、腰痛を引き起こすことがあります。もともと子供時代に腰椎分離症を発症していた方に多く、40~50歳で筋力が低下してきた際に、腰痛として症状が現れます。
その他にも腰椎の分離を伴わない腰椎変性すべり症というものもあり、こちらは椎間関節や椎間板の退行性変性が原因で、比較的女性に多いのが特徴的です。
どちらの疾患も、腰部の後ろからの圧迫(マッサージ)は症状を悪化させてしまいますので禁止です。
この場合も脊柱管狭窄症と同様で、腹圧を高めるトレーニングや腹横筋(腰の横側の筋肉)を働かせることで椎間板の前方への滑べりを抑制させることで症状を緩和することができます。

7. 非特異的腰痛

特定の原因が明確でない腰痛で、慢性的な不快感や痛みが続くことがあります。
慢性腰痛の約8割がレントゲンやMRIなどでは原因がわからない腰痛といわれております。
こちらの腰痛に関しては、ストレスや自律神経の乱れが関連していると考えられております。

8.他の病変からの腰痛

安静にしていても全くおさまらない腰痛には、尿路結石や腎盂腎炎、急性膵炎や癌など内科的疾患から腰痛が現れる場合があります。
その他、吐き気や動悸、発熱や痩せを伴う腰痛に関しては速やかに専門の医療機関で精密検査を受診するようにしてください。


このように腰痛の治療には、痛みの原因に基づいた適切なアプローチが必要であり、専門の知識を必要とします。
リセット整骨院では、問診や徒手検査、動作確認や自律神経検査など細かく原因を追求し、その症状にあった適切な施術を行ってまいります。
なかなか改善しない慢性腰痛でお困りの方、お気軽にご相談ください。

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