過剰性腸症候群について
過剰性腸症候群とは、大腸に腫瘍や炎症などの異常が見られないにもかかわらず、数ヵ月以上にわたって腹痛や下痢、便秘などの症状が続く病気です。
はっきりとした原因は解明されていませんが、細菌やウイルスが原因の腸炎が回復した後や、過度なストレスがある場合に発症しやすいことが分かっています。
過剰性腸症候群の症状
過剰性腸症候群は症状によって大きく「下痢型」「便秘型」「交代型」の3つのタイプに分類されます。
下痢型
下痢型は、下痢を伴う激しい腹痛が急に起こるタイプです。
若い男性に多いタイプで、基本的に1日に何度も発生しますが、特に電車内や会議中、授業中など長時間トイレに行けない・行きづらい状況になると発生しやすい傾向があります。
便秘型
便秘型は、排便時に腹痛が起こるタイプです。年配女性に多いタイプで、腹痛によって中々排便できなかったり、出てもコロコロとした小さな便しか出なかったりしますが、残便感に悩まされるケースも少なくありません。
交代型
交代型は、下痢と便秘を交互に繰り返すタイプで、激しい腹痛を伴います。また、過剰性腸症候群では、食欲不振・お腹の張り・吐き気・おなら・頭痛といった症状を伴うこともあります。
過剰性腸症候群は当院へお任せください
過剰性腸症候群の治療では生活習慣を改善するとともに、消化管機能調節薬や乳酸菌製剤などによる薬物療法が行われます。
お腹の不調は原因を知り、正しい治療を行えば改善することが可能です。我慢せず、ぜひ一度当院へご相談ください。皆様のご来院を心よりお待ちいたしております。